2010/11/15

心配してるようで心配されている。

今日、久しぶりにあの人から電話があった。
何日ぶりかしら?

出先だったけれど、私の要求した事に対してだと思ったので
折り返し電話してみた、珍しく。

電話口のあの人は、苛立ってる。
忙しい時に電話したのかな。
用件だけでさっさと終了。

用事を済ましての帰り道、電話を思い出しながら考えてた。
まるで、私はあの人にとって必要ないのかな。
それとも、余裕が無いくらい大変なのかな。
とにかく、体が心配だった、無理ばっかりする人だから。

事務所に戻って、あの人に頼まれてた用事を済まし、
無事終了した事をメールだけしておいた。
忙しいさなかに申し訳ないって事と。

すぐに、電話がかかって来た。
苛立ちは治まって、いつものあの人。
でも、少し張りつめたにおいはしてた。

落ち着いたら話をするからって言ってくれてたけれど、
現状の大変さの理由を教えてくれた。
少し私も知ってる事だった、とてもとても大変なこと。
私が渦中にいたのなら、他人のことなんて考えられない程のこと。
どれだけ、今、あの人がひどい状況か考えると涙が出てきちゃう。

なのに、あの人は私のことを心配してくれていた。
私に飛んでくるかもしれな火の粉を何とかしようと。

嬉しいことだけれど、悲しいこと。
やっぱり私は何にもしてあげれない。
何の力にもなってあげれない。
それどころか、そんな状況でも私の要求に答えてくれようとしてくれて。

優しすぎるあの人の傷は誰が癒すんだろう。
私にはいつも傷だらけのまま、前に進もうとしているように見える。

「大丈夫なの?」
「いやいや、、、大丈夫ですよ。」

人に弱さを見せない、強いあの人も好きだけれど、
弱い自分を知っているあの人の方が好きなのかもしれない。

そんな弱さを知ってる人だからこそ、
心に響く程、人に優しくできるのかもしれないな。

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