2010/10/01

逃亡。

無理くり一日空けて、逃亡。
海に行こう。

午前中に、用事を片付けて。。。


まずは、彼岸花を見に行った。
私の知らない顔をした赤い花。
太陽を一杯に浴びたその姿は、圧倒されるものばかり。
その中でも、影にひそやかに咲き誇る姿は私を安心させる。

次は、あの人に届け物。
会えなかった。。。
めげずに次へ、メインイベントの海。

何となく、進めば行き当たるはず。
なんせ、的は超巨大なんだから。

のはずが、いつまでたっても山。
永遠と海に辿り着けないような気がして怖くなった。

返事のないあの人に聞くか迷ったけれど、
メールしてみた辿り着けないと。。。

電話してくれた。
道を教えてもらって、念願の海。

季節外れの海水浴場にはカモメ?しかいなくって。。。
あー、落ち着く。ずっとここに居たい。

お土産にと貝を拾ったけれど、
何だか海から引き離すのは酷い事のように思えて返した。

海水浴場ではないけれど、私は海の側で育った。
その所為なのか、人の居ない海に来ると体も心も解れる。
山も美しくて奇麗なのだけれど、
海の距離感がいいのかな、猫みたいな。

海に来た理由は、色んな物を捨てるため。
日々の積もった感情のカス
悪循環で生まれた、歪んだ感覚
醜い自分
相棒の死へのこだわり
あの人への感情
今の私にはどうする事も出来ないものを捨てにきた。

海の前に来ると、自分が無くなるように感じる。
同化するという感じかな。
昔からこんな風に向き合ってもらってた。

時間が過ぎ、帰ろうと思うけれど、
真っ直ぐ帰るか、あの人に逢いにいくのか。。。

邪魔かもしれない、仕事してるもの。

まあ、とりあえず出発。
また、見透かされていたのか、電話があった。

そして、逢いに行く馬鹿な私。
全く海に沈める事が出来なかった感情。

久しぶりに顔を見て、何時間も話して、
何もなかったかのように、さようなら。。。

車に乗ったとたん、切なくて涙が出た。
苦しくて苦しくて。。。
泣きながら大音量で音楽かけながら帰った。

・・・相手に見返りを求めるから自分が辛くなる。


・・・期待しなければ、裏切られない。
でも、この考え方は周りを淋しくする。


会話の中に出て来た。
じゃあどうすればいいんだろうね。

気持ちが整理出来るまで、話さないでおこう。

数回の着信も無視した、メールも無視した。
でも、無事に帰れたかという心配には答えた。
気の毒だからね。

それで今日の逃亡は終わり。
何も変わらない現実に捕まった。

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