2010/07/30

第二日目。

ゆっくりと起きて、朝風呂入って、支度して。。
昼頃、ホテルを出発、今日は仕事ナシだし、気分も軽やか。



従兄弟との待ち合わせには時間があったので、
ブラブラと街を歩いてまわった。
んー、建物ばっかり。

うろうろしている間に、目的地に着いちゃって、
また、ぶらぶらぶらぶら。。。
少し裏道に入ると、考えていた以上に良い雰囲気。
とりあえず、坂道だらけの風景はとても新鮮だった。

従兄弟とも無事会えて、お目当ての美術館へ。
見るのが楽しみだった大きな企画展。
その中の一枚に出会えるのがとっても楽しみ。

比較的新しい美術館は、とても奇麗で明るくて広かった。
ここはどこ?日本なの?って思うくらい。
ただ、ど平日の午後、どこから集まったの?と思う程の人。
そして、本当に絵を見に来たの?と思う程の年齢層の高さ。。。

そんな事には負けてられない!
勢いつけて展示会場に入ってみたけど、
人の多さに一瞬立ち止まってしまった。。。凄い人の数。

いつものようにざっと見渡して、心にひっかかるものを見るという
自分の見方を、悪戦苦闘しながらやっていたけれど、、、
絵が見えない、おじさんおばさんの頭しか見えない。。。
それでも、どうにか進んで行った。私、頑張った。。。

やっと、やっと辿り着いた、楽しみにしていた絵。
もちろん人集り。でも、するすると人をかき分け真正面の最前列へ。

周りの人なんて居ないかのように、魅せられた。
一瞬で虜になってしまった。

胸が締め付けられる、身動きとれない、瞬きできない。
体の真ん中から、涙が溢れそう。。。
絵のすべてが、私の体に染込んでくる。

良かった、これを見る事が出来て。
年配の方々に押し出されても、戻って何度も何度も眺めていた。

この絵と二人っきりで過ごせたら、私は何ひとつ思い出さずに、
ずっと、眺めていられるように思った。
そのまま、朽ち果ててしまっても気付かないかもしれない。

この感情、私知ってる。
愛おしい。これと同じだ。
思い出した、あの人への感情と同類のもの。
一枚の初めて出会った絵に、こんな感情抱くものなのかな。。
不思議だ。

強烈な出会い。
でも、とても落ち着く感覚。
忘れたくない。きっと忘れない。

あの人に伝えたくて、あの絵のカードを買った。
自分の分と2枚。
渡せる日が来るのか、勇気が出るのか分からないけれど。。。


その後、違う展覧会も見たけれど、強烈すぎたあの感覚の後では、
全く体に染込んで来なかった。。。


そのあとは、いつものパターン。
同じ血が流れているせいか、従兄弟と泡盛を山ほど呑んで、朝方ホテルへ帰りました。。。

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