2009/09/05

たのしいムーミン一家:トーベ・ヤンソン

ねえ、ムーミン こっち向いて・・・

私が知ってるムーミンは岸田今日子さんでした。
青い目のカバに似た動物で、そこに出てくるスナフキンのクールさが大好きでした。
白いニョロニョロは、植物だと思ってました。

何となく書店で見て、ページ数もそんなに多くないし、
懐かしさから、ひょいと買った本です。



ところが、読んでみると新しい発見ばかりでした。
ムーミンは本名じゃありません。
もちろん、カバでもありません。
スナフキンはクールじゃありません。
ニョロニョロは植物じゃありません。
知らなかった・・・・。

とても愛おしいお話でした。
架空の場所の架空の生き物の日々のお話。
でも、妙にリアルで人間臭い部分もあり、
ただのおとぎ話と思うには、触感が違ったものでした。
ムーミンの声に岸田今日子さんの声を選んだ気持ちが
少し分かったように思います。

少なくとも後、7冊はシリーズがあるので、
7回は愛おしいお話に会えると思うと楽しみで仕方ありません。


少ないけど、挿絵も素敵でした。
ニョロニョロが歩いてるところや、
ムーミンが歯を出して喜んでいるところなんて最高。
絵の隅々まで楽しませてもらいました。

ぜひぜひ、難しい事に直面してる時や、
繰り返す日常にうんざりな時に
ムーミン一家を1冊、いかがですか?

気持ちが、ほわっと解れるます。
知る事が出来てよかった本でした。

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