2011/01/26

必要なもの、欲しくないもの。

人間の体には、必要でないものはひとつもない。
どんな小さなものでも、無くなると正常に機能しなくなる。

お世話になってるお医者さんに言われた言葉。
確かに、小指の爪にだって大きな役割があるもんね。
内臓だって、骨だってそうに違いない。
私の体の中は必要なものしかないんだ。

漠然とだけれども、人間として進化(変化?)してきた私の体には
おばあちゃんの知恵袋的なものが満載されてるんだろう。

食べ物、温度、湿度、周りの環境に適して生きていけるように
少しずつ少しずつ(多分だけど)変化してきたんだろう。
例え、体の中で休んでる部分があったとしたら、休む理由があったんだろう。
休んでるにも関わらず、存在しているということは、
消えてはいけない理由があるんだろう。

私が知ることの出来ない沢山の沢山の人達が
長い時間をかけて作った作品みたいに感じる。

自分の体と会話が出来れば、色々な裏話が聞けそうなんだけれど。
知識は全く無いので、何となく思ってる事。

じゃあ、感情は?
これも、もってるという事は必要だから?
透明な感情も、濁った感情も。

濁った感情なんて、何で必要なんだろう。
他人や自分をも苦しめるものなんて何故持ってるんだろう。
戒め?
生きてるだけで罪だから?
何かの罰?
欲しくない、どれだけ安くされても絶対買わないのに。

でも、必要なものだけで構成されたすごい体といっても、必要なのは自分だけ。
必要なものが無くなっても困るのは自分だ。

という事は、感情もそうなのかな。
自分が生きていくために必要だから、欲しくない感情まで持ってるんだろうか。
濁った感情は、自分も痛めつけるけれど、必要なんだろうか?

少しくらいは失敗もあるのかな。
本当に必要がないのであれば、消えてしまうかな、ずっと先には。

これが進化だと言われるのならば、何と残酷。
得るもののために、何かを捨てる?負わされる?

0 件のコメント:

コメントを投稿