2009/11/13

見える色

高校の時の彼が、色弱だった。
その頃私の周りには、そういう人が全く居なかったので
色弱という事実を聞いた時、鳩に豆鉄砲状態でした。


付き合ってしばらくは、全く気付かなかった。。
本当に普通だった。
後から、色弱だと聞いた時は冗談かと思ったくらい。。

良く聞いてみると、彼は随分努力をしていた。
マクドナルドのロゴは”赤色”
っていうふうに、覚えていったんだって、自分にどう見えるかではなく。
そして、学校の美術の時間はすべて、モノクロで描いてやり過ごし、
カラーバリエーションの多いTシャツ売り場には近寄らず、
(12色くらいあっても、彼にはせいぜい4色くらいにしか見えないらしい。)
もちろん、いつも着ていた服は黒。

その話を聞いて初めて、色ってどう見えるのかって考えた。
人の能力には個人差があるのがあたり前なので、見えている色にも違いがあるのかなって。
色自体は、一つなんだと思うけれど、それを認識する人によって本当は違う色なんじゃないかって。
もちろん、どうやってもそれは確かめようが無い事なんだけれど、
その時は、どう見えるんだろうって何を見ても、想像ばっかりしていた。

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