2009/12/29

時限爆弾、その後

ある日、突然現れた時限爆弾。
何とかしなくては、もう、体も心も耐えられなかった。

で、行動した。


簡単だった。
もっと早く行動すればよかった。。。

兎に角、伝えた、今の状況、そしてそうなった経緯。
間違わない様に、言い忘れない様に、感情的にならない様に、
何度も言葉を選び直し、箇条書きにした。
その箇条書きした原稿を、読み上げた、単に読んだだけ、取り返しのつかない事にならないように。
そして、彼の話を聞き続けた、彼が話をしやすいように口を閉じたまま。

人と人の関係の上で、片方だけが悪いなんて存在しない。
どちらかが要因(種?)を作ってしまう場合はあると思っているけれども、
だからといって、その事だけで悪いとは決めつけられないはず。。
作られた要因自体が最初から、悪いものというよりも
良く無い結果(良く無い花?)に、育ててしまうのは人と人の間で出来上がるんだと思ってる。

だから、時限爆弾を置いてほっておいた彼を、完全に攻める事は出来なかった、
想像していた通り。。。感情を押さえ込む事に成功したので。

長い時間をかけて、彼は自分が苦しんでいた事を吐き出し続けた。。。
もちろん、聞く耳を持てたのは、私たちに対しての謝罪の言葉が最初にあったから。
何ヶ月もさかのぼる彼の告白、というか・・・・・・。
でも、黙って聞き続けた何時間も何時間も。

理解出来るが、納得出来ない話。
何年か前には、同じ目線で先を見ていた筈だった。
今でも、変わっていないと思っていた、私たちも彼自信も。。
でも、時間の流れや、個人的な環境の変化、そして、奥さんの考え方の影響、
そいうものが、彼の考え方を根こそぎ変化させていた。
そして、私たちとは違う目線で先を見ている事がはっきりとした。
大きく変化した目線なのだけれど、少しずつ変わっていった様で、
本人さえ気付いていなかった。(嘘みたいな本当の事実)

長い長い話の後、辿り着いた所は、
・・・時限爆弾を置いたあの日だった。。。

色んなことが、ミーティングテーブルの上に露になったのだけれども、
それらと一緒に、確実に存在している時限爆弾。。。

そこに無いのは、私の感情だけ・・・
これで良かったのか、悪かったのか、まだ判断できない。
確実に良くなったのは、彼の顔色だけ。

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