2011/02/25

自分が認識していた以上。

前日から体調が変。
遠足前の子供か、受験前の高校生みたいな感じ。

でも、仕事は仕事。
やるべき行動を何度も考えて出発。

あの人には会わないかもしれないから。

その思いは木っ端微塵、付いてる様な付いてない様な。。。
車を止めたら、すぐ近くで作業してる。
幸運なのは背を向けてる事。
不運なのは、いつも使ってる入り口の横に居るとういうこと。

でも、いつも使わない入り口が開いてる!
よかった、、、。
あの人を見ないように、見つからないように。。。

中に入れば安心。
あの人の行動範囲から外れてる。
私の気持ちなんて欠片も知らない人と話す。
明るく、朗らかに、うまく話す。

話しながら外を見ると、あの人が作業してる、、、
またまた背を向けて。
暫く見つめてた。話は遠かった。

私の気持ちは何も変わってなかった。

慌ただしく話が終わり、次は写真撮り。
これも、どう考えても外せない仕事。

数メートル先の屋外にあの人は居る。
けれど、頭から切り離してカメラに集中。

おはよう。
・・・・・・・

斜め後ろから聞こえた「おはよう」の声から先は聞こえなかった。
パニック。
挨拶を返す事さえ出来なかった。
まともに顔さえ見れない。

多分、そんな私を見て驚いた様子。
そんな気配を感じて、慌てた私が言ったことは、

これ、大槻ケンヂですよね。

なんじゃそりゃ。
古い由緒ある日本人形の顔に入ったひびを見て、頭に浮かんでたことを
そのまんま言葉にしただけ。

でも、あの人は笑いながらいつもと同じように立ち去った。

・・・こんなにひどいとは、自分で思ってた以上だ。
もう少し、普通を装える自信があったのに。

撮るべき物に集中して、数メートル先のあの人を無視しつづけてた。

早く逃げたい。。。

最後の用事を済まし、いつもと違うルートで車へ。

何でかな、またあの人が居る、背を向けて。
これは試練か、現実をしっかり認識しろということか。。。

目が合わないように車に乗り込み、気遣いのお礼のメールをして
逃げるように車を発車させた。。。

早く、早く、少しでも距離を。。。

・・・電話。
出ようかどうか迷ったけれど失礼かと思って出た。

コーヒーいれるよ。

何て答えたか覚えてない。
何て言われたか覚えてない。

あの人は、何を考えるんだろう。
でも、きっと計算した行動だと思う。
前の関係に戻すための。

涙が出た。。。

事務所に戻り、仕事を片付け家に戻ってから反省。
どうであれ、人としてひどい態度だ。
あの人を傷つけたかもしれない。

しかし、こんなに自分の状態がひどいとは。。。

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