2010/01/06

居ても良い場所

歳を取るごとに強く感じる。
血の繋がり、かな。。。


ここ数年、親戚が集まる場に参加するのが楽しい。
もっと若い頃には考えられなかった事。
その当時は、単にうっとしいだけだった。

お正月は沢山の親戚と会える。
おばちゃん達やおっちゃん達、もちろん親達と
とりとめの無い話をして、食べて呑んで・・・
これといって、何かがある訳ではない。
でも、いたって当たり前に集まって時間を過ごす。
緊張の欠片も無く、不自然さも無く。
考えれば不思議。。。
友人の少ない私には特に、経験出来ない時間と空間。

そして、その日の締めくくりは、従兄弟と弟と呑みに出る。。
ここ数年間、続けてきたお決まり。
これがまた以外に楽しい。
特に弟。
私と弟は歳が離れているので、姉弟と言っても私の中では輪郭は無のないぼやっとしたものだった。
まあ、彼が生まれた時から「弟」であるだけで、特に想い出がある訳でなかったし、
2人で話をする機会も殆ど無いまま、ずっとそのまま。

惰性で続いて来た数十年という姉弟の時間よりも、
ここ数年続いた呑み会の時間の方が間違いなく濃い、濃すぎる。
こんなに面白い人間だったとは!と、笑ってしまうくらい。。。
でも、惰性と思っていた関係が基本にある事も実感できる。
血の繋がり。もちろん従兄弟にも感じる。

血の繋がりって、もちろん目に見えない物だし、
感触がある訳でもない、あやふやな物だと決めつけてきてた。
生涯通して必要なものなのかと疑ってた。

でも、最近は全く違う。
社会に出て(一応だけど)、不確かな物だらけの毎日を過ごし
ふっと、不安に押しつぶされてしまいそうになりながらもがいている。
その不確かな物達が、確かになり続けていく中で、
私が無条件で居ても良い場所って、ここしか無いのかなって思う。
大切な場所、希有な場所。

もっと前に分かっていれば良かったのにねって、
今年も血の繋がりの中で朝まで呑んでいた。。。

来年も呑めるかな。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿